上司が厳しい?僕が厳しい上司の下で得られたこと

早いものでサラリーマン稼業を5年ほどやってきましたが、職場には色んなタイプの上司がいます。

どんな上司の下で働けるかは選べませんが、仕事の楽しさや辛さはどんな上司の下で働くかに大きく左右されますよね。

異動先の上司はエース社員…でも?

私事ですが数か月前に部署を異動しました。

とは言っても隣の部署に異動しただけであまり大きな異動ではありませんが、もちろん指揮系統が変わるので、今までとは違う上司の部下になります。

新しい上司は、とにかく仕事ができるエース社員。部署の中ではほぼ最年少で管理職の座に昇進し、アメリカ赴任帰りで経験豊富。持ち前の明るさとコミュ力から人脈も豊富で、事業を取り巻くあらゆる情報がすぐに集まってくる中心人物でした。

もちろん仕事の切れ味も一流。その人が提案する内容や施策には事業部長も反対できないほどで、まさに事業のエース。そして、自分が納得できないことに関しては上司にも食ってかかるような熱血漢です。

そんな一目置かれるようなエース社員ですが・・・部下に対してはまあ厳しい。

資料に少しでも間違いがあったり、聞かれた質問にうまく答えられなかったりすると怒号と激詰めタイムが待っています。

そんな環境で過ごした数か月でしたが、良かったこと・きつかったこと、色々あったので備忘録がてらまとめてみます。

厳しい上司の下について良くなかったこと

①メンタルがご臨終する

まず、メンタルはご臨終しました。異動してわずか数か月の経験では、どれだけ頑張っても、その上司の求めるアウトプットに追いつくことができず、毎日怒られてばかりです。

その人の前では「経験が浅い」ということは仕事ができない理由にはなりません。

あまりにも僕ばかり叱られまくるので、隣の部署の人から心配されてしまうほど。できない自分が辛くて毎日が苦痛でした。

②会社に行きたくなくなる

そんな状況になると、毎週月曜日が来るのが嫌になってきます。

また今週も怒られるのかー。。と思いながら出社することほど楽しくないことはありません。会社に行きたくなくなる日が続きました。

厳しい上司の下について良かったこと

とはいえ、もちろん厳しい上司のもとについて良かったこともありました。

①細部まで数字や資料を見る癖が身についた

数字や資料の細部まで見る癖が身に着きました。その数字は本当に納得ができる数字か、なぜその数字が積み上がっているのか、その数字の背後にどんなロジックが隠れているか…。

言葉にすると抽象的ですが、数字や資料をきちんと見る目を養うことができた気がします。もちろん上司のレベルには程遠いですが、自分の作る数字や資料を沢山詰められただけあって、自分の中の当たり前の水準がかなり上がったような気がします。

②仕事の背景にある本質を見る癖がついた

「その仕事をなんのためにやるのか」

「本当にその仕事が利益に繋がるのか」

その上司は常に現状を疑い、一つ上の視点から仕事を見ています。その仕事がどんな価値を生み出すのかを考えながら仕事に当たることができるようになりました。

③自分の甘さに気付けた

弊社の人間は優しい人が多いので、今まで怒られることもほとんどない環境で仕事してきましたが、そんな自分の甘さに気付くことができました。

自分はまだまだできない人間であることを実感できたので、これからも高い視点を持って仕事をしていきたいと思います。

まとめ

こうやって書いてみると、なんだか厳しい上司に洗脳されているような記事になってしまいましたが、間違いなく厳しい上司から得られることは多いと思います。

もちろん個人攻撃をしてきたり、権限を利用してパワハラしてくるような上司は論外ですが、常識の範囲内で厳しい上司であれば、その下で努力することは自分の成長に繫がることを実感しました。

適度に息抜きしながら、これからも怒られつつ頑張っていきたいと思います。