先日、溜まったマイルで中国は北京を1人旅してきました。
北京観光で外せないスポットと言えば、もちろん「万里の長城」!万里の長城として有名な観光スポット「八達嶺長城」に行ってきましたので、本日はその行き方・注意点について写真を交えながら解説していきたいと思います。
北京から訪問可能な万里の長城
一般的な観光客が北京市内から訪問可能な万里の長城は、ガイドブック等でも下記の4つが紹介されています。
- 八達嶺長城
- 慕田峪長城
- 金山嶺長城
- 黄花城水長城
今回僕が訪れたのは「八達嶺長城」です。中国旅行初心者でもアクセスが簡単、観光地化が進んでおり快適というメリットがあり、滞在期間も限られていた僕にとってはぴったりのスポットでした。
ただしガイドブックやインターネットでは、観光客が多すぎて激混み。バスや電車待ちで長蛇の列、なんてデメリットも紹介されていたので実際に検証してみました。
八達嶺長城へのアクセス
- バス
- 電車
- タクシー
- ツアーに申し込み
そんな八達嶺へのアクセス手段は上記の3つ。1人旅なのでタクシーを借りるつもりは毛頭なく、値段の高いツアーはパスしたかったので実質はバスと電車の2択でした。
電車で行かれた方のブログも拝見しましたが、中国語の分からない僕は切符の買い方や時刻表の見方など面倒なことが多そうだったので、バスを選択しました。(中国人はbeerとかstationとか簡単な英単語すら理解してくれない人が多くて大変です…)
電車に乗ってないので比較はできませんが、結論としては直行バスが本当に便利で楽。一切困ることなく観光して帰ってくることができました。
直行バスの紹介
まずはそんな直行バスの基本データをご紹介。
※2018年6月現在での情報です。最新情報が異なる場合がありますのでご注意ください。
- バスの名称は「877路」
- 値段は片道12元(Suica的なICカードを持ってれば半額の6元)
- 所要時間:約1時間
- 直通ノンストップなので、終点の八達嶺で降りるだけ
- 北京での乗車場所は地下鉄2号線「積水潭駅」下車してすぐの「徳勝門バスターミナル」
↓こんな感じの緑と白のバスの電光掲示板に「877」の文字が書いてあるのですぐに分かります。

アクセス方法の紹介
それでは写真を交えつつ、アクセス方法を紹介していきます。
ガイドブックやインターネットで指摘されている八達嶺長城の大混雑。僕が訪れたのも日曜日だったので、混雑を避けるために少し早起きして向かいます。
AM6:30には起床。朝ごはんを買って、地下鉄2号線の「積水潭駅」を目指します。

「積水潭駅」ではA出口から外へ出ます。
階段を上るとすぐに「877路」の看板が見えるので迷うことはありません。八達嶺という文字も見えますね。

その後も歩道には至るところにこの看板。やはり観光客が多いようでしっかりとしています。

少し歩くと徳勝門バスターミナルが見えます。

バスターミナルのお城みたいな建物の後ろ側、少し奥まったところですが、877路のバス乗り場を発見。ひときわ行列が多いので簡単に分かるはずです。朝8時過ぎだというのにもう行列ができています。

待っているとすぐにバスが来ました。というか、すでにこの時間でも3~4台ほどの877路バスが 待機しています。満員になり次第すぐに次のバスに乗せるといった感じですね。
ちなみに行列はありましたが数十人ほどだったので、僕は1台目のバスに普通に乗れました。やはり早朝から向かうのがベストですね。ただし中国人はガンガン押してくるので負けないようにしましょう(笑)
僕はICカードを持っていなかったので、乗車時に現金で12元を支払い。お釣りがないように準備していましたが、バスの乗務員はお釣り用のお札を沢山持っていたので、大きい札でも対応してくれそうです。
運賃と引き換えにチケットを入手。

そしてバスは八達嶺に向けて出発します。
地図上で、左上の山の方面が八達嶺の場所です。

バスの様子はこんな感じ。やや狭く、隣の人と肩を寄せ合う形で座ります。日本人の距離感だと少し近いな…。と思ってしまいますが、彼らは平気な顔で体を密着させてきます。

北京のマッチ箱のようなビル群を抜け、高速に乗って揺られること1時間。

だんだんと山が見え、万里の長城jに近づいていることを実感します。ちなみにバスでは中国人女性の添乗員が中国語で解説をしていますが、一切理解できず。。

そして1時間後、ようやく八達嶺に到着です。が、ここで注意点が3つあります。
1つ目、降りた瞬間めっちゃ気温低い。
さすが山間部で標高が高いこともあり、北京市内と比べると気温が10度近く違います。市内は30度近くでしたが、八達嶺は20度前後だったと思います。
2つ目、降ろされる場所は登山口から結構遠い。
思った以上に遠いです。800メートルくらい離れています。バスを降りてすぐ観光!とはなりませんので10分ほど歩く必要があります。
3つ目、復路877路バス乗り場のチケットオフィスは「Sliding Car込み」のチケットしか売っていないので注意
これ、騙されそうになります。バスを降りて一番近くのチケット売り場はスライダー付きのチケットしか売っていません。よく看板を見ると「Sliding Car Ticket Office」と書いてます。スライダーは確かにラクで楽しそうですが、往復100元も追加で払うのはちょっと…。ということでスルーしました。

しばらく歩くと、入山口が見えてきますので、すぐ近くにあるチケット売り場で40元を支払い、入場します。
ちなみに入って左が「男坂」と呼ばれる急な坂。右が「女坂」と呼ばれる緩やかな坂。どちらをチョイスしても良いです。僕は坂道しんどかったので女坂を選んだのですが、十分すぎるほど急でしんどかったです。
どこまでも続く雄大な万里の頂上に感動。

計1時間半ほど、歴史のロマンに触れて歩きました。
下山時には熊園に無料で入れることができたので、熊さんを見学してきました。

そして帰路につきます。
現地には計2時間ほど滞在し、帰る頃には11時くらいになっていました。休日ですが、朝早かったこともあり人混みはそこまででもありませんでした。
帰りも勿論バスを利用。同じく877路のバス停にてバスを待ちます。帰りも行列はありましたが、朝と同じくらいで1度で乗れる程度。これがハイシーズンのお昼~夕方だと激混みになるのかもしれませんので注意しましょう。

あとは行きと同じように1時間ほどバスに揺られ、お昼12時には徳勝門バスターミナルに到着することができました。早朝から出発すれば、ざっと万里の長城を見てからお昼には北京市内に戻れますので、1日を有効活用できますね。
ちなみに僕は市内に戻った後はマッサージで癒されてきました。「松林保健中心」というマッサージ店、おすすめです。

注意!中国ではLine、Facebook、Googleが使えません
最後に注意点です。ご存知の方も多いかとは思いますが、中国では当局の規制によってLINE、Facebook、Google等のアプリが使用できません。
ホテルやレストランのWi-Fiを拾っても、インターネットに接続はできますが、これらのアプリは使用できないのです。
これ、非常に不便です。普段海外を旅する時、僕はGoogleマップで地図を検索し、LINEで家族や友人と連絡を取り合っていますが、それら全てができないというのは旅に支障を来たしてしまいます。特にGmailすら使えないので、もしもの時の連絡手段がないのがキツイ。
ということで今回の中国旅行では初めて日本からVPN対応したWi-Fiルーターを借りていきました。VPNを使用したネットワークでは、LINEやFacebookを使用することができます。
今回契約したのはCMでもお馴染みのイモトのWi-Fiです。
VPN付き一番安いプランをチョイスしましたが、1日で1,000円しないくらいのお値段。非常にお手ごろな値段で中国でもLINEやインスタグラムを楽しむことができました。
このように充電器・充電コードやコンセント変換機もセットでレンタルさせてくれるので、お手軽でした。

ぜひイモトのWi-Fi等のVPN機能付きWi-Fiルーターを借りてから中国へ向かうようにすることをお勧めします。ネットから予約しておけば、行きの空港で受け取り、帰りの空港で返却ボックスに入れるだけで手続きが完了します。
まとめ
- 八達嶺長城へは直行のノンストップバス877路がおすすめ!
- バス料金も安く、システムも分かりやすい!
- 人混みを避け早朝から出発。お昼には市内に戻って市内観光も満喫すべし!
こんな感じですね。僕が行ったときは天気はあまり良くなかったのですが、十分美しい長城を見ることができました!バスでの八達嶺長城、おすすめです。